10月14日
朝、戸田において、2000人近くの皆様の参加する戸田中央病院グループの大運動会が開催され、開会式にてご挨拶させていただきました。その後、一旦東京での講演会に出席した後、本庄医師会100周年の記念式典と懇親会に出席しました。
100年前の医学では、腹膜炎や結核などの感染症をいかに制御するか、また、国民の低栄養を如何に改善するかが大きな課題でした。現在の医学では、感染症が減少したことが大きな原因と考えられている花粉症を如何に治療するか、如何に国民に栄養を「つけさせない」かが大問題になっています。後100年経った時代には、医学は何を対象としているのでしょうか?今日の遺伝子関連技術や抗老化療法などの振興を考えると、医者ながら恐ろしい気もしてきます。
10月13日
岩槻で小島信昭県議会議員の後援会の役員会に、ご挨拶に伺いました。
地元の皆様には、これまで、党派を超えて活動を支えていただき、心より感謝しております。全県が選挙区のため、なかなか地元の会合へもうかがえませんが、国の政策形成でしっかり働くこそこそ、皆様への真の恩返しであり、今後も頑張ってまいります。
10月12日
今回初当選組の議員たちと防衛省へ行き、テロ対策特別措置法の勉強会の後、地下の司令室等を視察しました。比例区選出の丸山和也弁護士、東京選出の丸川珠代さんとは、テレビの経験はあるが政治には未経験という共通点があり、気が合う仲間です。
夜は、地元岩槻で国政報告会を開催し、平素よりご支援いただいている皆様に、現在までの国会での活動について報告しました。
10月11日
伊香保で開催された自由民主党毛呂山支部の研修会に参加しました。
丸木清裕県議会議員(埼玉医科大学理事長)、小沢信義町長をはじめ、毛呂山の皆様には、平素より暖かなご支援を賜り、心より感謝しております。丸木先生から、自民党参議院敗戦についての分析のご指摘がありました。度重なる閣僚の不祥事と失言に現れたトップの危機管理能力の無さ、市民の生活感覚からの乖離、衆議院議員選挙大勝の反動、都市と地方の格差への対策の遅れ、党支部の日常活動の減退などです。
前回の衆議院選挙、今回の参議院選挙と、選挙結果が地滑り的に一方に流れるようになりました。国政選挙では、マスコミの報道の仕方の影響がより大きくなっています。また、地方選挙でも、駅前の演説だけで多くの若手議員が当選するようになりました。新しい時代における自由民主党の在り方を徹底的に議論していく時期なのだと思います。
10月8日
脊髄損傷の患者さんを支援するための神経再生研究に関する国際シンポジウムWalk Again 2007に参加しました。
司会は、この分野の世界的権威である岡野栄之慶應義塾大学教授(生理学)で、私が学生時代からお世話になっている大先輩です。また、シンポジストの一人の中村雅也慶應義塾大学講師(整形外科学)は、同級生で、文字通りの親友です。私も、2001年に、脊髄損傷の治療薬を開発するための大学発ベンチャーを設立しました。未だ長い道のりではありますが、Walk Again! はこの分野の研究者全員の夢であり、そのためになら皆、一生を賭けて取り組む覚悟です。胚性幹細胞の樹立や臨床使用の問題など、乗り超えるべき政策的課題も少なくありません。
患者さんと向き合ってきた経験のある少数の政治家の使命として、解決に頑張ってまいります。
10月4日・5日
代表質問が行われました。
学会での議論に慣れてきたため、議場で大きな野次と不規則な発言の横行する状況には、少々違和感を感じました。これが国会第一印象です。でも、「良識の府」であるべき参議院が、このような状況で良いとは誰も思っていないのです。意識改革には長い時間がかかると思いますが、衆議院との違いをはっきりさせ二院制の意義を高めていくためにも、議員全員の努力が必要だろうと思います。
慶應義塾大学法科大学院の研究科委員長に選出された豊泉貫太郎先生の祝賀と慰労を兼ねた懇親会に出席しました。不祥事を繰り返さないように、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
10月3日
北堀篤県議会議員の後援会の皆様が主催するチャリティー・ゴルフコンペの懇親会に伺いました。
北堀議員は、この春に3度目の当選を果たし、いよいよ皆様からの大きな期待を受けています。古川俊治も秩父地域の状況について、いつも指導していただいてきました。秩父の皆様方には、平素より大いなるお力添えをいただいており、心から感謝しております。秩父の救急医療の確立という喫緊の課題について、医療従事者の皆様とともに尽力してまいります。
10月2日
「年金制度を根本から考える会」という勉強会が開かれました。
改革と再建が急務の年金制度ですが、この際、根本から自由に年金制度を考え直してみようという会で、週1回、有識者による講演と質疑応答を行っています。年金制度に関する根本的な論点としては、
1:基礎年金の財源を保険方式にするか消費税とするか
2:賦課方式を維持するか、積立方式へ移行するか
3:分立した各年金制度をどの様に統合していくか
が挙げられます。私見としては、
1:基礎年金を消費税等の税源で賄い(生活保護制度との整合性検討は必要)
2:賦課方式を基本に徐々に積立方式を取り入れて移行していき
3:最終的には国民年金を含めた一元化を目指し、まず被用者年金の一元化を行う、
というのが妥当と考えます。党派を超えて、より良い制度構築のために、議論を尽くしていく必要があると思います。
10月1日
福田康夫新首相の所信表明演説が行われました。
自由民主党総裁選から一貫した主張ですが、行うべき施策を着実に実施していくこと、地域に目を向けること、真の国益のために野党とも協調し、良い提案は受け入れていくことが述べられました。年金制度改革,地域活性化,財政再建,安全保障などの国の根幹に関わる重要課題が山積する中で、衆参での多数派が逆転するという日本が歴史的に経験していない状況を迎えています。良い意味では、国益のために協調し競争する健全な二大政党制の確立に向けた好機であるともいえますが、理念の無い政争が遷延して厳しい日本の状況を一層深刻化させる虞もあります。また、参議院の意義と在り方が、これまで以上に問われてくると思われます。
夜は日本医事新報の座談会に出席しました。今回のメンバーは、全国最年少の都道府県医師会長の石川県医師会の小森貴会長、闘う勤務医として有名な栗橋赤十字病院の本田宏副院長でした。テーマは、「医師の大同団結は可能か」です。以前から開業医と勤務医の利害感覚は必ずしも一致していません。開業医側には、「勤務医は経営責任も無く、わがままを言って自分が好きな診療をやっているだけだ」という想い、勤務医側には、「開業医は、いい加減な診療をやって金儲けばかりしている」という想いが、何処となくあります。
しかし、国民の健康にとっては、それぞれが求められる機能をしっかり行っていくことこそ重要です。医療危機を打開する政策につなげていくには、開業医と勤務医の別を超えて、団結して、国民のために訴えていく必要があります。