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活動報告

10月11日

伊香保で開催された自由民主党毛呂山支部の研修会に参加しました。

丸木清裕県議会議員(埼玉医科大学理事長)、小沢信義町長をはじめ、毛呂山の皆様には、平素より暖かなご支援を賜り、心より感謝しております。丸木先生から、自民党参議院敗戦についての分析のご指摘がありました。度重なる閣僚の不祥事と失言に現れたトップの危機管理能力の無さ、市民の生活感覚からの乖離、衆議院議員選挙大勝の反動、都市と地方の格差への対策の遅れ、党支部の日常活動の減退などです。

前回の衆議院選挙、今回の参議院選挙と、選挙結果が地滑り的に一方に流れるようになりました。国政選挙では、マスコミの報道の仕方の影響がより大きくなっています。また、地方選挙でも、駅前の演説だけで多くの若手議員が当選するようになりました。新しい時代における自由民主党の在り方を徹底的に議論していく時期なのだと思います。


10月8日

脊髄損傷の患者さんを支援するための神経再生研究に関する国際シンポジウムWalk Again 2007に参加しました。

司会は、この分野の世界的権威である岡野栄之慶應義塾大学教授(生理学)で、私が学生時代からお世話になっている大先輩です。また、シンポジストの一人の中村雅也慶應義塾大学講師(整形外科学)は、同級生で、文字通りの親友です。私も、2001年に、脊髄損傷の治療薬を開発するための大学発ベンチャーを設立しました。未だ長い道のりではありますが、Walk Again! はこの分野の研究者全員の夢であり、そのためになら皆、一生を賭けて取り組む覚悟です。胚性幹細胞の樹立や臨床使用の問題など、乗り超えるべき政策的課題も少なくありません。

患者さんと向き合ってきた経験のある少数の政治家の使命として、解決に頑張ってまいります。


10月4日・5日

代表質問が行われました。

学会での議論に慣れてきたため、議場で大きな野次と不規則な発言の横行する状況には、少々違和感を感じました。これが国会第一印象です。でも、「良識の府」であるべき参議院が、このような状況で良いとは誰も思っていないのです。意識改革には長い時間がかかると思いますが、衆議院との違いをはっきりさせ二院制の意義を高めていくためにも、議員全員の努力が必要だろうと思います。

慶應義塾大学法科大学院の研究科委員長に選出された豊泉貫太郎先生の祝賀と慰労を兼ねた懇親会に出席しました。不祥事を繰り返さないように、しっかりと取り組んでいきたいと思います。


10月3日

北堀篤県議会議員の後援会の皆様が主催するチャリティー・ゴルフコンペの懇親会に伺いました。

北堀議員は、この春に3度目の当選を果たし、いよいよ皆様からの大きな期待を受けています。古川俊治も秩父地域の状況について、いつも指導していただいてきました。秩父の皆様方には、平素より大いなるお力添えをいただいており、心から感謝しております。秩父の救急医療の確立という喫緊の課題について、医療従事者の皆様とともに尽力してまいります。

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10月2日

「年金制度を根本から考える会」という勉強会が開かれました。

改革と再建が急務の年金制度ですが、この際、根本から自由に年金制度を考え直してみようという会で、週1回、有識者による講演と質疑応答を行っています。年金制度に関する根本的な論点としては、

1:基礎年金の財源を保険方式にするか消費税とするか
2:賦課方式を維持するか、積立方式へ移行するか
3:分立した各年金制度をどの様に統合していくか

が挙げられます。私見としては、

1:基礎年金を消費税等の税源で賄い(生活保護制度との整合性検討は必要)
2:賦課方式を基本に徐々に積立方式を取り入れて移行していき
3:最終的には国民年金を含めた一元化を目指し、まず被用者年金の一元化を行う、

というのが妥当と考えます。党派を超えて、より良い制度構築のために、議論を尽くしていく必要があると思います。


10月1日

福田康夫新首相の所信表明演説が行われました。

自由民主党総裁選から一貫した主張ですが、行うべき施策を着実に実施していくこと、地域に目を向けること、真の国益のために野党とも協調し、良い提案は受け入れていくことが述べられました。年金制度改革,地域活性化,財政再建,安全保障などの国の根幹に関わる重要課題が山積する中で、衆参での多数派が逆転するという日本が歴史的に経験していない状況を迎えています。良い意味では、国益のために協調し競争する健全な二大政党制の確立に向けた好機であるともいえますが、理念の無い政争が遷延して厳しい日本の状況を一層深刻化させる虞もあります。また、参議院の意義と在り方が、これまで以上に問われてくると思われます。

夜は日本医事新報の座談会に出席しました。今回のメンバーは、全国最年少の都道府県医師会長の石川県医師会の小森貴会長、闘う勤務医として有名な栗橋赤十字病院の本田宏副院長でした。テーマは、「医師の大同団結は可能か」です。以前から開業医と勤務医の利害感覚は必ずしも一致していません。開業医側には、「勤務医は経営責任も無く、わがままを言って自分が好きな診療をやっているだけだ」という想い、勤務医側には、「開業医は、いい加減な診療をやって金儲けばかりしている」という想いが、何処となくあります。

しかし、国民の健康にとっては、それぞれが求められる機能をしっかり行っていくことこそ重要です。医療危機を打開する政策につなげていくには、開業医と勤務医の別を超えて、団結して、国民のために訴えていく必要があります。


9月29日

秩父で日本神道政治連盟幹事長を務められてきた中山高嶺三峯神社宮司の慰労会とご栄転の祝賀会に伺い、大盛会の中でご挨拶させていただきました。全国区で2度目の当選を果たした有村治子議員とともに、中山幹事長には大変お世話になりました。優れた日本の伝統と文化を後代へ伝えていくために、尽力していきたいと思います。

その後自由民主党越谷支部のボーリング大会でご挨拶させていただき、夜は地元岩槻でビーチボール協会の若手の皆さんとの飲み会に参加しました。


9月28日

町議会議員の選挙戦中の同志の皆様の激励のために、嵐山町に行きました。地方自治体の財政が厳しくなる中、地方議会議員定数の削減が一般的傾向となり、各地の選挙戦は激戦となっています。最近は、市町村議会議員の選挙までが政党選挙化の影響を受けていますが、地方議会議員こそ、大きな理念を振り回すのではなく、真に地域のために地道に活動している人が評価されるべきです。

本年中にも、各地で市町議会議員の選挙が行われますが、平素より、地域のために熱心に取り組んでいる同志の皆様方の健闘を心から祈っています。

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9月27日

午前中に朝の党の部会で衛生検査所に関する議員連盟懇談会に、午後は、埼玉県の歯科医師会の先生方との懇談会へ出席しました。医療費削減政策の影響で、医療関連専門職の経営・労働環境は、医師・看護師等と同様に非常に厳しくなっています。地域医療の崩壊危機を打開するためには、医療関連の職域が団結して頑張ることと、単なる医療業界の環境改善ではなく、国民の健康確保のために真に必要な施策を訴えていくことが大切だと思います。

政治の場で医療に関して発言する際には、いつも自分が手術をした患者さんの姿を思い浮かべます。医療従事者が患者さんの回復を願う気持ちこそが、説得力を持つのだと思います。


9月26日

地元岩槻でご後援いただいている有志の方々の宴会に参加し、今回の総裁選挙について話した後、地元で長い間の悲願となっている地下鉄7号線の延伸問題について、これまで調査した結果について報告しました。

普段は民主党を支持している方々も多く参加しており、ザックバランに意見交換をしましたが、皆様の今の政治への想いには、支持政党の別によって大きな差があるわけではない無いと感じました。政党間の争いのためや選挙目当ての政策ではなく、国民の未来のために真に必要な施策を責任をもって進めていくことこそ、政治に期待された役割です。地域が厳しい状況にある中でも、財源と可能な方策は限られています。6年の任期で政治を去る覚悟で、筋の通った議論を重ねていこうと改めて思いました。