12月9日
国立高度専門医療センター(いわゆるナショナル・センター)の独立法人化に関する法律案が審議され、質疑を行いました。〔外部リンク:参議院インターネット審議中継 ビデオライブラリにて、映像をご覧いただけます。〕
行政改革の一環として、国立がんセンター、国立循環器病センター、国立国際医療センター、国立精神・神経センター、国立成育医療センター、国立長寿医療センターの6つのセンターが独立行政法人化の対象となっています。典型的な研究開発型法人であるため、その機能の充実は重要ですが、国費である運営交付金を投入する以上は、他の大学や企業が行っているのと同じような研究・開発を行ったり、病院経営で特別な理由がないのに非効率な医療を行ったりすることは許されません。むしろ、これらの施設は、特殊疾患の治療や、採算性が見込めないため企業等が行わない疫学研究や稀少疾患に対する治療技術の研究・開発、更には患者さんへの情報発信や人材育成、政策提言などの特別な業務に特化すべきなのです。私は、長年、大学でがん治療などの研究・開発に従事してきたため、これらのセンター施設における診療や研究の内容をよく知っています。医学研究者としての視点をふまえ、今後の日本の医学の発展において各センター施設が果たすべき役割を明確にしながら、今後の運営の見込みについて質問を行いました。
110分間という長時間を私一人の質問時間として割り当てられていましたが、ナショナル・センターの在り方については、以前から疑問に思う点が多くあったので、時間一杯終始熱が入った質問と答弁に対する意見陳述になりました。終了時には、野党の委員の皆さんからも拍手をいただきました。
委員会終了後、田村耕太郎参議院議員と西村康稔衆議院議員が財務金融政策に強い少人数の議員に呼びかけた「金融・不動産緊急対策を実現する会」という政策検討会に出席し、議論しました。外部の研究者や実務家も参加して、欧米の金融危機の影響を如何に食い止めるか、東京市場の株式相場の維持や為替安定化、内需拡大の方策など、率直な意見交換が行われました。
12月7日
駒場のオリンピック記念体育館で、東京都ビーチボール協会の主催、埼玉県ビーチボール協会の共催による第8回ビーチボール関東大会が盛大に開催され、共催者を代表して挨拶しました。
その後、川越で開催された埼玉県接骨師会西部支部懇親会に出席し、ご挨拶しました。
12月6日
「サタデー・ずばっと」に出演し、世界金融危機と生活対策、補正予算の審議などについて討論しました。
忘年会シーズンが始まると、夜は各会場を挨拶して回ることになります。本日はまず岩槻医師会、次に与野医師会に伺った後、再び岩槻に戻り、さいたま市地下鉄7号線調査検討市民協議会の大会に出席しました。
12月5日
参議院本会議が開催され、労働基準法改正案と国籍法改正案が可決しました。国籍法に関しては、DNA鑑定等による医学的な親子関係の確認の必要等の議論があり、附帯決議において、父子関係の科学的な確認方法を導入することの要否と当否について検討することや、半年ごとの法務委員会への報告が明記されました。
午後に開かれた党の税制調査会では、タバコ増税が大論争となりました。増税反対派は、タバコによる国民の健康被害とその治療に費やされる医療費をどう考えるかについて、何も回答を示していません。諸外国と比較して著しく安い日本のタバコですが、それでも担税力の限界だと主張しています。
夜は大宮で開催された自衛隊OB会のさいたま地区の会合に出席しました。
12月4日
厚生労働委員会で社会保障と労働問題等に関する一般質疑が行われました。昼食時に、JA埼玉県中央会の役員の皆様との懇談会があり、WTO交渉における農作物の問題を中心に、県内の農業の状況と農政の諸課題について意見交換しました。
夜は日本製薬工業協会のシンポジウム後の懇親会に出席し、旧知の医薬品研究者の方々と懇談しました。
12月2日
厚生労働委員会で年次有給休暇の時間単位での取得や時間外長時間労働の縮減を目的とした労働基準法の改正案の質疑と採決が行われ、可決しました。
夜は、以前から親交のある前衆議院議員森田健作氏の出版記念パーティーに出席し、挨拶しました。