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活動報告

9月1日

議員になる以前から長い間取り組んできた革新的医療機器の評価指標策定のための研究推進委員会があり、学術専門家委員として出席しました。日本では、新しい医療機器の機能評価に欧米に比較して数倍の時間がかかり、その結果、欧米で活用されている新医療機器の国内での活用が大きく遅れているという指摘が数多くなされています。その原因として、画期的な新機能を備えた医療機器の安全性や有効性を評価する方法論が十分に検討されておらず、薬事審査が容易に進まないという事情があります。今日における新医療機器には、従来の技術枠組の範囲を超えた革新的機能を備えたものが少なくなく、その適正な機能評価のためには、評価指標自体を科学的に研究・開発していかなければなりません。今回の研究は、このような規制科学(Regulatory Science)を具現化していくための方法論を検証するものです。新医療技術の安全性と有効性の適正な評価は、健全なライフサイエンスの発展と患者さんの健康のために非常に重要です。今後も研究現場の知恵を政策形成に活かしていきたいと思います。

夜になって、福田康夫首相の辞任報道に接しました。2人続けての首相の辞任という事態は、責任政党として言い訳の余地の無い失態です。国民の皆様の強いご批判を真摯に受け止めなければなりません。僅かでもお詫びとするため、出来る限り開かれた総裁選挙を行なっていくべきだと思います。