10月16日~19日
日本の国会を代表して、スイスのベルンで開催された「第125回列国議会同盟(IPU)会議」に出席しました。IPU会議は、主権国家等の議会の代表を結集する国際機関で、①平和と諸国民間の協力推進を図ること、②代議制諸制度の確立に資することを目的に、1889年(明治22年)より開催されている伝統ある国際会議です。
17日の午前10時30分から国連に関する委員会が行われ、「核兵器-ゼロへの道」をテーマとしたパネルディスカッションに参加しました。
冒頭、G.エバンス氏(元オーストラリア外務貿易大臣・前下院議員、核不拡散・核軍縮に関する国際委員会共同議長)、T.トート氏(包括的各事件禁止条約機関準備委員会、CTBTO)事務局長などのパネリストが核兵器廃絶に向けたロードマップ等について発言し、その後、各国議員団が発言・討論を行いました。その中では、広島・長崎の惨禍を二度と繰り返さないこと、福島原子力発電所の事故を受けて、原子力の平和利用の確保をより一層推進することなどの意見が述べられました。
私も日本代表として発言し、以下のようなスピーチを行いました。
まず、東日本大震災に対し、世界各国から多大なご支援を頂いたことについて、御礼を申し上げました。そして、広島・長崎における被ばくを経験した我が国は、核軍縮・不拡散の使命を果たすべく、さらに核廃絶への取組を加速していくことを主張しました。
その上で、2点の提案を行いました。
1点目は、原子力安全分野における知見と経験の共有です。的確な科学的客観性を基礎に国民に対し情報を迅速に提供すること、国際社会に対しては事故の総点検の結果を包み隠さず共有することが原子力の安全性の強化につながると演説しました。
2点目は、軍縮・不拡散教育に対する国際的な取組の強化の必要性についてです。我が国では、核兵器使用の惨禍の実相を風化させないため、昨年、被爆者自身が被爆体験を広く国際社会に伝達する「非核特使」制度を創設し、各国で被爆体験証言が実施されています。「核兵器のない世界」の実現のためには、核軍縮・不拡散に対する国民の関心をさらに高め、共通の認識・理解を醸成していくことが不可欠であり、この点について我々国会議員の果たすべき役割は多大であることを強調しました。
演説後はたくさんの拍手をいただき、また隣の席のイタリアの議員からは「Great success!」と握手を求められました。
その後、16時からモンゴル議長との会談、17時からはボスニア・ヘルツェゴビナ議長との会談を行いました。
そして、19時からは、カルミ=レ・スイス大統領兼外務大臣が主催される夕食会に出席しました。会場は、サッカースタジアム(Stade de Suisse)の中で行われ、多くの出席議員と懇親を深めることができました。
18日は、朝からイラン議長との会談、スリランカ灌漑・水資源大臣との会談、カザフスタン下院議長との会談を行いました。
その後、アフリカ諸国との昼食会に出席しました。
10月15日
埼玉県の慶應義塾大学医学部の同窓組織である「埼玉三四会」の総会に出席しました。
その後、町田英夫幸手市長を励ます会に出席し、激励のあいさつをしました。
10月6日
大宮で国政報告会を開催しました。埼玉県内の保健医療団体の皆様方を中心に300名近いご出席を賜りました。大変お忙しい中お越し頂き、本当にありがとうございました。心から御礼を申し上げます。懇親会では、国政へのご要望や励ましのお言葉など、多数の叱咤激励を頂きました。皆様のご厚情を大切に、よりより日本や質の高い医療を目指してこれからも全力でがんばってまいります。