HOME > 6月4日
委員長を務める党医療情報政策・ゲノム医療推進特命委員会の役員で、とりまとめた医療情報の利活用及びゲノム医療の推進に向けた提言を武見厚生労働大臣に手渡しました。
生成AIの社会実装が進むなど、大規模データの横断的な利活用が急速に進む中で、健康・医療分野における情報利活用の推進は、高齢化社会における社会的課題の解決や、より質の高く効率的な保健・医療サービスの提供に役立つものと期待されます。さらに、ゲノム医療を推進することで、各人の遺伝的特性に適合した効果が高く副作用の少ない治療の実現や、分子レベルでの疾患メカニズムの特異性に応じた創薬が可能となり、がんや難病の治療成績の向上や、付加価値の大きいイノベーションの創出が期待されます。
諸外国においても、これらの分野へは官民を通じての大規模な投資の下に研究開発が進められており、わが国は後塵を拝していますが、一方で、国民皆保険の下で比較的均質な臨床データが蓄積されている点は、わが国の強みと考えられます。高齢化が進み、健康・医療分野の市場が拡大する中で、医療情報の利活用及びゲノム医療を一層推進し、イノベーションに結び付けていくことが重要として、数々の施策が盛り込まれています。
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