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健康科学コラム

No.2:食事と運動による健康づくり

メタボリック・シンドローム対策の原則は、内臓脂肪の蓄積を防ぐことであり、生活習慣の見直しによる消費カロリーの増加と食生活の見直しによる摂取カロリーの減少が基本です。運動と食事による対策の比率は、大人の場合は運動が4で食事が6、子供の場合は運動が6で食事が4です。


厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」

運動としては、厚生労働省の「健康づくりのための運動指針2006」を参考に、ほぼ毎日、1日30分以上、中等度の強度の運動を行なうのが目安です。
食生活としては、脂肪(特に飽和脂肪酸)や炭水化物の摂取を抑え、低カロリー高たんぱくで、多くの種類の食材を用いた食事とするのが原則です。日本食や地中海食が健康食の代表です。一方、食べてはいけないものはありません。お菓子やスナックは控えめにすべきですが、たまに食べる程度なら、1日の総カロリーで調節すればいいのです。安易な広告をして高価なダイエット食品を売りつける悪質な業者が後をたちません。「努力なしには報われない」ことを忘れないで下さい。

危ないダイエット法